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フェチ談義

 これも、10年ぐらい前に書いたコラムです。

 私が作ったサラリーマン川柳。「すれ違う薫風嗅いでプチ浮気」
フェチ浮気、でもいいですね。
先日、私のフェチをテーマにしたトークショーがあった。
そこで私は、美女の唾液は飲んでこそ興奮するのだ、と言った。
ディープキスで舌をからめるなんざフツーの男のすることで、我々フェチの通は、上から垂らされたのを飲むのを良しとするのである、と説いたのである。
それは、女性から一方的にキスを与えられる快感であり、その垂れてくる距離こそ、振り仰ぐ女神と自分との距離そのものなのである。
 
 すると、一人の男性客が大きく頷きながら意見を出した。
「よく分かります。愛しているから、親は子供の詰まったハナを口で吸い出せるし、私は妻の食べかけも平気で食べられます」
あれあれ、それは根本から違うんだぞ、フェチはそんな気持ちの悪い世界ではないのだ、と私はズッコケながら答えた。
「あのねえ、フェチと言うのは人の唾液が平気になることではなく、美女の唾液で興奮しよう、と言う道なんですよ」
 言いながら、ふと気づいたことがあった。
そう、この人は愛を求めているのであり、私は恋を楽しんでいるのだ。
愛とは、平穏な日常を目指すもの、と私は思っている。だからつまらないのだ。
それに引き換え、恋は刹那的な快楽、いわば非日常を目指している。
むしろ、愛した人にはできない行為をぶつけたいと思うのが、恋する相手なのだ。
 漢字を見ても分かる。愛は真ん中に心、真心だ。しかし恋の字は、亦(また)の下心。
そう、一人の人をとことん愛したい人は、フェチと言う冥府魔道は似合わない。
より多くの相手に恋したいものだけが入り込める道なのである。
その根本にあるのは、愛を求めないとは言いつつも、やはり女性崇拝の心である。
恋する女性の身体から出るものは汚くない、という考えがなければフェチの道には入れない。
 もっとも、そのときのトークでも言ったのだが、これは修行してどうこうできる道ではない。最初から資質を持ったものだけが楽しめる世界なのだ。
「じゃ、一般の人はどうすれば良いですか?」という問いに、
「自分はやらないけど、フェチの人の気持ちは分かる、というぐらいにはなってください」
そう私は答え、トークを終了したのである。
 そして最も肝心なことは、フェチという言葉を「好み、嗜好」という意味に取らず、
「性的快楽に深く関わってくる執着」、と解してもらいたいのである。
私は何フェチかって? もちろん、女性そのもののフェチなのである。

 懐かしい意見ですなあ。今のわしは、もう説明が面倒。
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かげろう102

Author:かげろう102
官能作家、睦月影郎のブログ2です。

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