問小の新連載が浮かばん
50枚が手つかず。木曜夜は無理なので、金曜夕の完成とメール。
登場人物の名前を考えながら、漢字のことを思い出した。
わしは漢字検定で、父親と競争して負け、父は準1級でわしは2級。まあ負け惜しみを言えばわしは予習せず、父は猛勉強。
級の以前は漢字検定も段位制(五段が最高)で、わしは二段か三段持ってるけど、免状が見つからん。すぐ級に変わってしまったし。
高校1年の頃、わしは自分より年上は、皆わしより頭が良いと思っていた。
校内の事務室で定期券の申請を書きこんでいる時、隣で同じように書いていた上級生が、「おい、普通科の普ってどう書くんだ」と訊いてきた。教えてやったが、こいつは何か特別な手回しで高校生になった奴かと思った。
そして同じく高校時代、本屋で筒井康隆の「筒井順慶」を注文するとき、書店主に書名をメモさせた。「筒の井戸に順番に慶応の慶」と言うと、慶だけケイとカタカナで書いた。いい大人で、慶応が書けない奴がいるのが信じられなかった。
物書きデビューしてSM雑誌の編集長が、古事記に出てくる春山の霞壮夫(かすみおとこ)を知らなかった。大学の文学部を出ているだろうに、何で高卒のわしが知っていることを知らんのかと不思議だった。
まあ、今思えば酷な話で、マイナーな登場人物だ。でもスカ系の話では有名だから、SMの仕事してるなら知ってると思ったのだ。わしも23歳ぐらいで、大人はわしより頭が良くて当然という思いが強かった。
この編集長Tは、わしの知る限り最も無能な人で、わしの原稿の読めない漢字は全部ひらがなで本に載せられた。タイトルも陳腐なものに変えられた。たとえば「紺色のミサ(わあ、ミサの漢字が出ない。この糞ワープロめが!)」が「処女の花園」とかね。だからコレクター後期は読み返したくない。
寝しなの愚痴でした。では布団の中で問題小説の構想を練ります。
登場人物の名前を考えながら、漢字のことを思い出した。
わしは漢字検定で、父親と競争して負け、父は準1級でわしは2級。まあ負け惜しみを言えばわしは予習せず、父は猛勉強。
級の以前は漢字検定も段位制(五段が最高)で、わしは二段か三段持ってるけど、免状が見つからん。すぐ級に変わってしまったし。
高校1年の頃、わしは自分より年上は、皆わしより頭が良いと思っていた。
校内の事務室で定期券の申請を書きこんでいる時、隣で同じように書いていた上級生が、「おい、普通科の普ってどう書くんだ」と訊いてきた。教えてやったが、こいつは何か特別な手回しで高校生になった奴かと思った。
そして同じく高校時代、本屋で筒井康隆の「筒井順慶」を注文するとき、書店主に書名をメモさせた。「筒の井戸に順番に慶応の慶」と言うと、慶だけケイとカタカナで書いた。いい大人で、慶応が書けない奴がいるのが信じられなかった。
物書きデビューしてSM雑誌の編集長が、古事記に出てくる春山の霞壮夫(かすみおとこ)を知らなかった。大学の文学部を出ているだろうに、何で高卒のわしが知っていることを知らんのかと不思議だった。
まあ、今思えば酷な話で、マイナーな登場人物だ。でもスカ系の話では有名だから、SMの仕事してるなら知ってると思ったのだ。わしも23歳ぐらいで、大人はわしより頭が良くて当然という思いが強かった。
この編集長Tは、わしの知る限り最も無能な人で、わしの原稿の読めない漢字は全部ひらがなで本に載せられた。タイトルも陳腐なものに変えられた。たとえば「紺色のミサ(わあ、ミサの漢字が出ない。この糞ワープロめが!)」が「処女の花園」とかね。だからコレクター後期は読み返したくない。
寝しなの愚痴でした。では布団の中で問題小説の構想を練ります。
スポンサーサイト