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日和続きの今日この頃を~~

 曇ってますなあ。毎日連休で飲みにも出られず、毎日寝るまで仕事のみ。
何も話題が無いので、今日も過去のエッセイを。


★★★★★★★巡り合わせ  睦月影郎★★★★★★★

 先日、アダルトDVD屋で変態ものを物色していた。
 しかし一角に一人の男がしゃがみ込んで陣取り、そこのコーナーだけ見ることが出来ない。他の棚を全て見終わり、また戻ってきたが、まだ居座っている。

 そこは洋物のスカトロコーナーだ。いわば同好の士だから、親近感が湧いて然るべきなのだが、そのときは単に邪魔。それでも何とか割り込んで選び、買い物を済ませることが出来た。
 そのときは、こいつさえこの世に存在しなければ迷惑は被らなかったのに、などと自己中な怒りが湧いてしまったが、これは何かに似ている。
 
 そう、例えばナイトクラブで、ホステスも客もみんな帰り、美人ママだけが残っているとき、これはアフターだなと思って期待していると、もう一人の客だけが居残ってなかなか帰らない。
 向こうも、私が帰るのを待っているのだから、いわば同じ気持ちの同好の士ではあるが、やはり、こいつさえいなければ、という気持ちになってしまう。

 あるいは、バイトしている頃、そろそろ上がりの時間なので、同じ時間に上がる女性を誘うかと待っていると、ちょうど別の奴が現われ、彼女と軽口なんか叩いて、なかなか二人きりになれない。
 そんな間の悪さというか、邪魔が入ることが世の中にはままあるのだ。

 私は、もうこれは諦めるしかないと思っている(当たり前の話なのだが)。これは神の配剤であり、邪魔という妖怪が出てきて、そいつらに形を変えているのだから、今日は止めときなさいということなのだ。そういう運命だったのだと思わないと残念でならない。

 逆に、うまくいくときは何もかもがトントン拍子に進むこともある。私は二十代前半の頃、大学も仕事も辞めて上京し、持ち込み小説を書いているときは、実にスムーズにデビューまでこぎつけたことがある。
それは今でも幸運だったと思っているが、こと恋愛やエロ関係でスムーズに行ったことはない。それは、子も欲しくないくせに射精が好きだという私を、神が戒めているのじゃないかと思うほどである。

 もっとも誰でも、成功の陰には何倍もの失敗があるのだろうから、努力が足りないと言われればそれまでだが、何しろ断わられた後の気まずさが怖くて二の足を踏んでしまう。
 そう、優しさの裏返しは、嫌われることへの恐怖、というように常に良いカッコをしたがるものなのだろう。そして思いきって、恥も外聞もなくアタックしようと決めると、邪魔が入るという巡り合わせになってしまうのである。うまくいくのは、私の書く官能小説の主人公ばかりである。
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かげろう102

Author:かげろう102
官能作家、睦月影郎のブログ2です。

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